第10回 登酒店 酒の会
今回の蔵元 大倉本家
Date 2006/06/18(Sun)
近鉄八木西口駅 「粋庵」さんにて


この日は当店としては1年ぶりとなる、久々の酒の会となりました。
今回は奈良県香芝市にある大倉本家さんをお呼びしての開催です。
この大倉本家さん、現社長になってから今年で3造り目で、杜氏の代がわりもあり、
新しい戦力も加わり、フレッシュな環境で頑張っています。
また、今や希少な「濁酒」の免許を持ち、今も蔵を代表する酒として醸しています。

今回は20数名のお客様にお集まりいただいての開催でした。
皆様、お忙しい中、有難うございました。

↓↓↓酒の会の模様はこの下からです↓↓↓


 まずはうちの社長から挨拶があり、引き続き大倉の社長(大倉隆彦さん)より、蔵の概要や、昨年の仕込みに関する情報、コンセプトなどをお話いただきました。

 その後、濁酒(ヒノヒカリ75%)を食前酒として乾杯し、スタート!
 本日は奈良のK酒造さんの社長もおいでくださったのですが、ちょうどその取材をしていた某テレビ局が飛び入り取材をするというサプライズもありました。
 順次料理と共にお酒も続々と出てくる訳ですが、新しいお酒が出るごとに、大倉の営業兼蔵人の田中康弘さん、にそれぞれのお酒の説明をして頂きました。
その後はそれぞれのテーブルでおいしい料理とお酒を楽しみながら、お客さん同士、または蔵人を交えての酒談議に花が咲いていました。
    
 頃合をみて本日のメインイベント? 特別純米 濁酒本生 オオセト60% の登場です。
 このお酒は、発酵中のもろみをそのまま瓶詰めしたという大変危険なお酒で、瓶内でお酒の発酵が続いています。ですので、普通に開けると瓶内の炭酸ガスにより、中のお酒の2/3程が噴出してしまいます・・・。そのため開ける前に千枚通し等、穴を開ける道具を使い、蓋に穴を開け、その穴を指で押さえたり、離したり、を繰り返してガス抜きをした後に初めて栓を開けれるわけです。  う〜ん、デンジャー・・・!
 その危険さのため、飲みたくてもなかなか家庭では・・・という方の為にも、この機会に実演して飲んで頂こう!となった訳です。
 まずは栓に穴を開け、指で塞ぎます。
 予想以上の圧力にビックリ!

 瓶内のガスが上がってきては塞ぎ、落ち着いたら離す、を繰り返します。



 今回はもろみもサービス満点で、最終的には二人で押さえるという事態に!

 この後、徐々に落ち着いていくのですが、結果的に15〜20分かかりました。

 ガス抜きに挑戦してくれたOさん、ご苦労様でした。
 
 で、中身はこんな感じです。
 米粒がいっぱいあるのがわかりますかねぇ?

 味はというと、ガスを含んでいるだけにシュワシュワ感があり、酸味と米の旨みを十二分に感じるフレッシュなお酒です。
 米粒が多量に入っている為、飲むより食べる感じです。
 最後のシメに「粋庵」自家製十割そば!

 皆様、お酒も食事もご満足いただけたところで、今回はお開きとなりました。
今回飲んでいただいたお酒リスト
金鼓 濁酒(ヒノヒカリ75%)
金鼓 16BY大吟醸 袋吊り斗瓶囲い
金鼓 15BY大吟醸 袋吊り斗瓶囲い
大倉 17BY山廃特別純米雄町 無濾過生
大倉 16BY山廃特別純米雄町 無濾過生
大倉 17BY山廃純米吟醸雄町 無濾過生
大倉 16BY山廃純米吟醸山田錦 無濾過生
大倉 17BY特別純米オオセト 無濾過生
大倉 17BY純米吟醸ヒノヒカリ 無濾過生
大倉 17BY特別純米オオセト 濁酒本生
今回のお店


「粋庵」

奈良県橿原市今井町1丁目4-35
0744-29-3807

近鉄八木西口駅下車 徒歩5分


旬の食材を使った創作和食のお店です。
河合町の町並みと溶け合った、落ち着いた
空間で美味しい料理をいただけます。

奈良の地酒を中心に、おいしい日本酒を
随時取り揃えています。
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