奈良の地酒屋 登酒店
ステーファノ・レニャーニ
Stefano Legnani
飲み手から造り手へ♪



保険のエージェントだったステーファノ、食べる事、飲むことが大好きで
噂のレストラン、酒屋、ワイナリーなどを訪ねるのを週末の楽しみとして、人生を謳歌していました。
15年前くらいのとある日、“変なワイン”の試飲会があると聞きつけ、参加することにします。
その晩招待されていた造り手はといいますと、ラ ビアンカーラのアンジョリーノ、ラディコン
カステッロ ディ リスピダのアレッサンドロという、非常に濃い面々。

彼らのワインは、それまでにステーファノが飲んできたワインとは全く異なり
当時の彼の味覚的には難解かつ動揺を誘うもので、素直に“美味しい!!”とは思えない…。ですが
造り手3人の、自身の進んでいる道に対する確固たる信念、確信、自信に満ちた表情に
オーラのようなものを感じたそうです。
雷に打たれたような気分を味わったその晩、家に帰ってすぐにワイナリー名&ワイン名をメモして
彼らのワインを探し求めるようになり、アンジョリーノ達が主宰する自然派ワインのサロンにも通い始め
毎週末、そこで出会った造り手や、その造り手から紹介された別の造り手を訪ね歩く生活が始まります。

自身のオフィスを4つ持ち、従業員もそれなりの数がいてと、保険業の世界では大きな成功を収め
月曜から金曜まではジャケットにネクタイでバリバリ働き
土日にはアンジョリーノ、ラディコン、カミッロ ドナーティ、ヴィットリオ グラツィアーノ等々のセラーに通い倒すようになり
そのうちに、多くの造り手と友達になると同時に、彼らのワインの熱狂的な愛好者になってしまっている自分に気付きます。

恋の病にかかったような感じで、何週間か1つの造り手のワインしか飲まなかったりしたこともあったそうです。
どんどんどんどん彼らのワインが好きになり、彼らとの友情を謳歌し、彼らと一緒に過ごす時間が増えるにつれ
話題はワインそのものから畑へと移行していくようになります。
畑の話をする時の彼らの目の輝きぶりを見るにつけ、徐々にジェラシーのようなものを感じるようになったそう。

自身が食やワインの生産現場で見てきたもの、昔ながらの知恵であったり、味わいなどを、より多くの人と共有したいと考えるようになり
Serenissima Accademia del Gusto、訳すと“晴れ晴れした(清明な、ピュアな、裏表のない)味覚アカデミー”というグループを作り
いろいろな生産者を招いてセミナーを企画し、真っ当な食、ワインの啓蒙活動を数年に渡り精力的に行いますが
それでも何かが満たされないとステーファノは思うようになります。

そのあたりから、彼が住むサルザーナに所有する土地、それももともとはブドウ畑だった場所の利用方法を真剣に考え始め
役所へ赴き、ブドウを植える許可をもらいます。
2004年に土地を綺麗にし、ブドウを植える準備をし、2005年にブドウ樹を植え、ブドウ栽培家としての生活を始め
2008年からワインを造り始め、2012年には保険の仕事も完全にやめ、専業農家となり現在へと至ります。

インポーター資料より






bamboo Road 2020
ステーファノ・レニャーニ バンブー・ロード 2020  有機栽培


 旨みたっぷりな柑橘系♪

 保険のエージェントからナチュラルワイン好きが高じて、ナチュラルワインの造り手となったレニャーニ。
 層々たる造り手との交流を通じて、彼らの目の輝きを羨むようになり、2005年から葡萄栽培を始め、2008年からワイン造りもスタートします。

 このワインは、ヴェルメンティーノとマルヴァジアを使用した白ワインです。

 色調はやや濃いめのイエローゴールド。
 抜栓後すぐは、やや還元のニュアンスを感じる場合もありますが、ボトルを少し振るか、グラスでスワリングすれば落ち着きます。
 じわじわと柑橘系のニュアンスを感じる香りが出てきます。

 口当たりには瑞々しさがあり、じわじわとボリュームのあるエキス感が広がります。

 やや苦みのあるタンニンに密度感のあるグレープフルーツな果実味、ハーブのような要素も感じられます。

 厚みがあり、旨みしっかりな味わいながら、爽やかさや飲み心地の良さも併せ持つ味わいで、抜栓後2〜3日でさらに円みが出て、まとまり良くなっていきます。


原産国 イタリア 地方 リグーリア
品種 ヴェルメンティーノ
マルヴァジア
タイプ 辛口 容量 750ml
アルコール度数 11% 飲み頃温度帯 8〜16度
 
品 名  完売致しました 価格
バンブー・ロード 2020 ¥2,229 (外税)





PONTE DI TOI 2021
ステーファノ・レニャーニ ポンテ・ディ・トイ 2021  有機栽培


 厚みのあるほろ苦系♪

 保険のエージェントからナチュラルワイン好きが高じて、ナチュラルワインの造り手となったレニャーニ。
 層々たる造り手との交流を通じて、彼らの目の輝きを羨むようになり、2005年から葡萄栽培を始め、2008年からワイン造りもスタートします。

 このワインは、ワイン造りをスタートした2008年から造られている、ヴェルメンティーノを使用した白ワインです。

 色調は、ややオレンジがかった黄金色。
 香りにはグレープフルーツやアンズのニュアンス。

 口当たりにはややドライな要素。
 その後、柑橘系のしっかりとした酸・ミネラル。

 やや粘度を感じる舌触りに、じわじわと広がる厚みのある果実味。
 スモーキーな複雑味と、オレンジピールのようなほろ苦いタンニンも感じられます。


原産国 イタリア 地方 リグーリア
品種 ヴェルメンティーノ100%
タイプ 辛口 容量 750ml
アルコール度数 12.5% 飲み頃温度帯 12〜16度
 
品 名 価格
ポンテ・ディ・トイ 2021 ¥2,914 (外税)





Loup Garou 2016
ステーファノ・レニャーニ ル・ガルー 2016   有機栽培


 円みのある密度感♪

 保険のエージェントからナチュラルワイン好きが高じて、ナチュラルワインの造り手となったレニャーニ。
 層々たる造り手との交流を通じて、彼らの目の輝きを羨むようになり、2005年から葡萄栽培を始め、2008年からワイン造りもスタートします。

 このワインは、「ポンテ・ディ・トイ」のタンクの下側の澱に近い部分を、「ポンテ・ディ・トイ」としてボトリングせずに、小さなタンクへと移し換え、澱と共に熟成させたのちにボトリングしたものになります。


 色調はやや濃い目の黄金色。
 香りは穏やかで、ほのかにトロピカルな柑橘系ニュアンスやオイリーな要素も感じられます。

 口当たりには瑞々しさがあり、円やか。
 しっとりとした飲み口に、ほのかなタンニン。
 少々ビターなニュアンスを伴うグレープフルーツな果実感に爽やかな酸。

 リッチなエキス感はしっかりとありつつも、重たさはなく、ふくよかな旨みを伴う飲み心地よさ。

 今後の熟成によって、より密度感のある味わいとなりそうです。


原産国 イタリア 地方 リグーリア
品種 ヴェルメンティーノ100%
タイプ 辛口 容量 750ml
アルコール度数 13% 飲み頃温度帯 14〜18度
 
品 名 価格
ル・ガルー 2016 ¥3,257 (外税)





TAFON 2012
ステーファノ・レニャーニ タフォン 2012   有機栽培

 シャープな酸・ミネラル、密度感♪

 保険のエージェントからナチュラルワイン好きが高じて、ナチュラルワインの造り手となったレニャーニ。
 層々たる造り手との交流を通じて、彼らの目の輝きを羨むようになり、2005年から葡萄栽培を始め、2008年からワイン造りもスタートします。

 このワインは、リグーリアの方言で“ビンタ”を意味する、高樹齢のトレッビアーノのブドウから造られたワインになります。
 テーファノの知り合いだったお爺さんの畑のものなのですが、そのお爺さんが2012年に他界、素晴らしいブドウだったこともあり、協同組合に売ってしまうのはあまりにももったいないと考えたステーファノ、その周辺のブドウの取引価格からしたら破格の値段で買い取ります。
 一般的には質の良いブドウができないと言われている平地のマントヴァでも、丹精込めれば素晴らしいブドウができるということ、ブドウ品種も生産地域もメジャーなものにばかり目が行きがちな世の中に、もっとそれぞれの土地にある歴史や伝統を、それがついえる前にちゃんと再評価してもらいたい、このタフォン(ワイン、ビンタ)で目を覚ましてくれ!!というステーファノの想いが込められたワインです。

 色調はややオレンジがかった琥珀色。
 香りにはやや華やかさのあるキンモクセイやプラムのニュアンス。

 口当たりには円みがあり、しっとりとしたアタック。
 じわじわとボリューム・密度感のある果実味が広がり、シャープな柑橘系の酸が存在感を発揮します。

 程よく効いたタンニン・ミネラルのバランスが良く、ボリュームはありますが、後を引かずキレも良い。
 青っぽい要素や苦み・渋みがアクセントとなった、飲み心地よい味わいです。

   
原産国 イタリア 地方 リグーリア
品種 トレッビアーノ100%
タイプ 辛口 容量 750ml
アルコール度数 12.5% 飲み頃温度帯 12〜16度

品 名  完売致しました 価格
タフォン 2012 ¥2,743 (外税)





Per Gino 2013
ステーファノ・レニャーニ ペル・ジーノ 2013   有機栽培


 面白いバランスの甘口赤ワイン♪

 保険のエージェントからナチュラルワイン好きが高じて、ナチュラルワインの造り手となったレニャーニ。
 層々たる造り手との交流を通じて、彼らの目の輝きを羨むようになり、2005年から葡萄栽培を始め、2008年からワイン造りもスタートします。

 このワインは、2013年に亡くなったステーファノ&モニカ夫妻の愛猫の名前を冠した赤ワイン。

 モニカがジーノに捧げるワインを造りたいと考え、ピエモンテ州のカソルツォ地区の信用のおける農家からマルヴァジーア・ロッサを購入し、セメントタンクで醗酵&熟成。
 極端に糖分を多く含んだブドウだったわけではないのですが、アルコール度数が12%前後で醗酵が止まり、その後熟成中も微細な醗酵を続けるのみで一向に糖を食い切らない酵母君…。
 というわけで、このペル ジーノ、やや甘口な仕上がりとなっています。

 色調は、やや褐色がかった薄めのボルドー色。
 香りにはハーブやジャスミンのようなニュアンスが感じられ、ほのかにスモーキーな要素も。

 口あたりには甘みがありつつも軽やかなタッチ。
 円みのある甘やかでジューシーな果実味に、じんわりと感じられるタンニン。

 梅やダシ、ブランデーのような雰囲気があり、余韻にかけてスパイシーさやスモーキーさが感じられる面白いバランスの仕上がり。

 心地よい甘酸っぱさがあり、飲み心地よい味わいです。

 甘みはありますが、酸やコクもありますので、鴨肉や中華などとも相性が良さそうです。


原産国 イタリア 地方 リグーリア
品種 マルヴァジーア・ロッサ100%
タイプ ミディアム 容量 750ml
アルコール度数 13.5% 飲み頃温度帯 10〜16度
 
品 名 価格
ペル・ジーノ 2013 ¥3,857 (外税)



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